執筆:医学博士 小林真一郎(こば消化器・乳腺クリニック院長)

乳腺線維腺腫とは

若年の女性に多く、乳房にしこりを形成する良性疾患です。10代から20代の若い女性に多く見られ、乳腺のしこりとして自覚されます。

ハッキリした輪郭(乳がんの場合は不規則不整形))の弾力のある硬さ(乳がんの場合はもっと硬い)のしこりを形成し、乳房の片側にできて気づくことが多いですが、よく調べてみると両側の胸に複数見つかることもあります。発見時の平均的なサイズは直径1~2㎝ぐらいですが、徐々に大きくなり5㎝程度まで増大することもあります。

線維腺腫は以前は良性腫瘍であるとされていましたが、現在は腫瘍ではなく女性ホルモンの影響で生じる過形成状態と考えられており、基本的に治療は不必要で経過観察程度にします。年齢を重ねていく中で、しこりが自然に縮小していくこともあります。ただ思春期~若い女性の場合、しこりが急激に大きくなって乳房が変形してしまうこともあります。そうした場合には整容的なことを重視しながら切除することもあります。

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